仕事上、インターネット・ホームページを利用して何とか売上をUPさせたい!という相談をよく受けます。
しかしよく話を聞いていくと、
「手間を掛けずに」
「勝手に注文が入ってくるように」
「人員を減らしたい」
といった言葉も、必ず一緒に現れます。
ビジネスツールとしてのホームページの良いところは、24時間年中無休で自社のアピールをしてくれるところにあります。
勝手にお客さんがやってきて、社員の手を一切わずらわすことなく商品を注文してくれる。
その間、社員は製品開発や営業・顧客サポートなど、別のことに集中することができ、会社の経営効率はぐんとアップすることでしょう。
ですが、ここでよく勘違いされているのが、
「放っておいても注文をとってきてくれるホームページ」を作ることも「簡単である」と思っていること。
世の中には「インターネットで月収◯◯◯万円売り上げた!」「Facebookを使って売上◯%UPを達成!」などといった煽り文句のもと様々な書籍・メルマガ・情報商材があふれています。
これらの情報を目にしすぎて、「ホームページで稼ぐのは簡単」「ホームページを作るのは簡単」という間違ったイメージが定着してきているのではないでしょうか。
楽をするために面倒なことをするのがホームページ成功の秘訣
駅や道路においてある自動販売機。
店員がいなくても24時間ジュースを販売してくれるのでとても楽ちんです。
でも販売するのが楽だからといって、「自動販売機」を作るのも簡単、というわけではないですよね。
ジュースを常に冷やして保管しておく技術、ジュースを買いたくなるデザインやディスプレイ、お金を管理したり盗難を防ぐための防衛策。
楽して稼ぐために、自動販売機は多額の費用をかけて設計・制作が行われ、問題点が発生するたびに改良されてきたことでしょう。
ホームページもまさに同じことです。
ホームページに訪れてくれた人が、ページを見ただけで商品を買ってくれるようになるまでには、ホームページを何度も何度も修正することが必要です。
トライ&エラーを素早く繰り返すことができるのがホームページのよいところ
「失敗は成功の母」 と言うように、たくさん失敗をしてその中から正しい答えを導き出していくことが、成功への近道です。
ですが、チャレンジするのに時間がかかっていては、失敗したときのリスクが大きく、成功するのを待っている余裕がなくなっていきますよね。
しかし、ホームページであれば気になったところを素早く修正して、改善を行うことができます。
しかも「アクセス解析ツール」を利用することで、ホームページに訪れた人がどのような行動をとったかも調べることができるので、改善策が正しかったのか悪かったのかも、客観的に判断することが可能。
このような改善を素早いサイクルで繰り返すことで、ホームページがどんどん「勝手に売れるホームページ」へ変化していくのです。
誰でも作れるからこそ手をかけて差別化を
ホームページは誰でも作ることができます。(知識と技術があれば)
誰でもできるからこそ、手をかけて「自分だけのホームページ」を作り上げる努力が必要です。
そして「自分だけのホームページ」が完成すれば、そのときこそ「勝手に商品を売りまくってくれるホームページ」を手に入れたことになります。
そこからは左うちわで商品が売れていくのを見守るのをよいですし、空いた時間を利用して新しいサイトを立ち上げビジネス拡大を図るのもよいのではないでしょうか。