企業ブログやホームページ運用はなぜ続かないのか?

企業ブログやホームページ運用はなぜ続かないのか?

企業のホームページを作ったのに長続きしない理由(言い分)

私が、これまでお会いした企業のホームページ担当者様やHPに興味がある方から実際に聞いた、
HPの更新が続かない/更新をしない」理由(言い訳)がこちらです。

  • ブログに何を投稿してよいか分からない
  • 忙しくてブログを書いている時間がない
  • 続けていても効果が出ない(実感できない)
  • 更新する必要を感じない
  • 中途半端に続けるくらいならやらないほうが良い
  • パソコンが得意なHP担当社員が辞めてしまった

言い訳と決めつけてしまうのは強引ですが、以上のような理由でHP更新が続かない企業様は多いのではないでしょうか。

もしホームページに対して企業活動における何かしらの貢献(集客UP、売上UP等)を期待するのであれば、HPからの情報発信を継続的に行うことをおすすめします。

そこで、HPでの継続的な情報発信を続けるための対策を紹介します。

① ブログに何を書いたら良いのかわからない

ブログに何を書いたら良いのかわからない

ブログに書くネタがなくて困っている人の多くは、行き当たりばったりでネタを探しています。

例えば、今日ブログを投稿しようと思ってから、投稿するネタを探していませんか?

そしていいネタが見つからずに挫折して、今日はブログを書くのを止めてしまう、それを繰り返しているうちにだんだんブログを投稿する気力を失ってしまう悪循環に陥っていませんか?

ブログに何を書いて良いかわからず情報発信を挫折してしまっている場合には以下の対策をおすすめします。

対策:投稿するネタを考える時間と、ブログを書く時間を分ける

効率のよい仕事術の基本として、「思考」と「作業」をおこなう時間を分ける、という考え方があります。「何かを考えながら」「何かを作業する」ことは、それぞれの集中を妨げてしまい、効率低下を招きます。

あらかじめブログに投稿したいテーマをまとめて考えておき、決められたペースで各テーマについてのブログを執筆することで、ネタがなくて投稿をあきらめてしまうケースを減らすことができます。

STEP
【半年に1回】ブログで発信したテーマを考える

例)企業のSNS有効活用について伝えたい

STEP
【半年に1回】テーマに関連したお題/記事タイトルを6個考える(月1回の投稿の場合)

例)
・企業がSNSを利用するべき5つの理由
・XとInstagramとLINEの違いって何?
・企業はX(Twitter)ではどんな情報発信をするべき?
・企業はInstagramではどんな情報発信をするべき?
・企業はLINEではどんな情報発信をするべき?
・無料でできるLINE活用方法

STEP
【月に1回】考えた記事タイトルについて1本ブログを書く

今月は「企業がSNSを利用するべき5つの理由」についてブログを書く
来月は「XとInstagramとLINEの違いって何?」についてブログを書く

そもそも、HPの情報発信は行き当たりばったりで行うものではありません。

どんなユーザーに向けて、どんな情報を伝えるか?という目的と計画はあらかじめはっきりと設定しておきましょう。

また、時期的な問題や会社の最新の事業計画にあわせて、HPで発信するべき情報の方向性も臨機応変に変更していくべきです。そのため半年に1回程度の頻度で情報発信のテーマ(方向性)を見直していくことをオススメします。

対策:一人でネタを考えない

ブログを書くのはホームページ担当者でも、ホームページでどんな情報を発信するのか考えるのは担当者一人である必要はありません。

ホームページで情報発信をしていることを社内で共有し、こんなことを発信しようとしていることを伝えてください。そしてなにかいいアイデアがあれば提案や助言をもらうことで社内全体を巻き込めば、新しいネタやアイデアが見つかる可能性が高まります。

② 忙しくてブログを書いている時間がない

忙しくてブログを書いている時間がない

こちらもよくある情報発信が続かない原因です。

「本業が忙しくて…」

このようにおっしゃる担当者の方も多く、ホームページに関する作業はどうしても後回しになりがちです。

対策:可能なペースを設定する

ホームページでの情報発信の量は多いほうがよいですが、それが重荷となって発信自体が止まってしまうことのほうが問題です。

「毎日投稿!」とか「1週間に1本投稿!」という無理なペースでのノルマ設定は避けましょう。

その代わりにどれだけ忙しくても月に1本は更新することを目標にしてみてください。

内容のない記事を乱発するより、1ヶ月に1本、充実した記事を書くほうが効果的です。

対策:1日で書き終わろうとしない

ブログを書き始めたら、その日に書き終わらせなければいけないと考えていませんか?

1ヶ月に1本記事を投稿することに決めたら、1ヶ月を使ってちょっとずつ書き進めていってよいのです。

「今月はこの記事についてブログを書く」と決めて、ちょっとした空き時間などにブログに書く内容について考えるだけでも時間の節約となり、いざブログを書くときにスムーズに作業を進められます。

③続けていても効果が出ない(実感できない)

続けていても効果が出ない(実感できない)

ホームページを運用する効果は確認しづらいです。

記事を投稿することでアクセス数が一気に増えて、来店数や問い合わせが増えれば良いのですが、そのような目に見える効果が出ることばかりでなく、継続的に情報発信を続けていても効果がでないことも多いです。

そのため、企業によってはホームページ管理業務の範囲や作業量を減らし、最低限の対応のみを行うという選択肢をとるケースもあります。

対策:アクセス状況やHP効果を確認する手段を用意する

ただ漫然とHPを更新し続けるのではなく、ホームページを運用することでどのような影響が出ているのかを計測・確認することもHP担当者として必要なことです。

アクセス解析

Googleが無料で提供してるGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleを使用して、ホームページのアクセス状況を定期的に確認しましょう。

アクセス状況を確認することで、HPにおいてどのような情報が求められているか知ることができたり、過去に投稿した記事の反応状況を確認できます。

これらの情報を用いて、記事をブラッシュアップしたり求められている情報についてさらに詳しく発信することで、アクセスアップや問い合わせ増などが期待できます。

コンバージョンの設定と計測

ウェブ業界でよく出てくる「コンバージョン」という単語ですが、簡単に言えば「成果」です。

ホームページを訪問してくれた人が、問い合わせをしてくれたり、商品を購入してくれたり、来店をしてくれたら、これは「成果」です。

ホームページを通じてどれだけの「成果」が発生しているかを計測することで、ホームページを運用するメリットが明確になります。

先ほど紹介したGoogleAnalyticsにて「成果」を計測することができます。

またHPとリアルが連動した成果、例えば来店時に「ホームページを見たよ」とお客様に声をかけてもらえる仕組みを作ることで、ホームページの効果がわかりやすくなります。

このような「成果(コンバージョン)」が計測できる準備と運用を行うことで、ホームページを意味あるツールとして改善・運用できるようになるでしょう。

④ 更新する必要を感じない

更新する必要を感じない

「とりあえずHPがあればいいから簡単なのでいいよ」

ホームページを制作する際に意外と多いのがこちらのご要望です。

もちろん、この考え方が間違っているわけではありません。

しかしホームページは見られていなようでしっかり見られています。

とくに地方の企業や店舗では、地域の住民の方がどんな会社か知りたくてチェックしているケースが多く、「ホームページ見たよ」「ブログ楽しみにしてるよ」と声をかけてもらったというエピソードを担当者様から伺うことがよくあります。

対策:企業としての「人となり」を知ってもらう場と考える

効果として計測しづらいことですが、ホームページは企業のブランド構築に大きなインパクトを与えます。

スマートフォンの普及で誰もが簡単にインターネットにアクセスすることができるようになり、気になることがあればすぐに調べることができるようになりました。近所に会社があればどのような会社か調べる人も少なくありません。

そのような地域からの注目に対して、誠実に応えるのも一つの企業アピールです。

地域に根づいた企業活動の一環として、ホームページを通じて自社が何を考え何を目指して活動しているのかをアピールすることは意義のあることです。

頻繁に情報を更新する必要はありませんが、年度ごとに自社の近況や想いなどを発信してみてはいかがでしょうか。

⑤ 中途半端に続けるくらいならやらないほうが良い

「お知らせやブログが1年以上止まっているHPの会社はみっともなく見える」

他社のHPを見てそう感じた会社が、自社のHPからお知らせ欄やブログ欄を削除したり、そもそも更新コンテンツを用意しないケースがあります。

こちらも間違った考え方ではありません。ブログの更新が数年前で止まったまま放置するくらいなら、そのような情報は公開しないほうが、マイナスの印象を抱かせないという点では正しい選択です。

対策:放置は厳禁。必要最低限の情報は最新状態を保つ。

HPを活用できれば良いのですが、さまざまな都合でホームページ運用業務まで手が回らないこともあります。そのようなときは無理に更新を続ける必要はありません。適当な情報発信は返ってHPの価値を下げ、企業のイメージ低下を招きかねません。

ですがブログは更新しなくても、ユーザーが貴社の商品・サービスを利用するために必要な最低限の情報は最新に保っておきましょう。

訪問者が知りたいことをあらかじめ提示しておく

HPへの訪問者は貴社の情報が欲しくて、ホームページを訪れています。彼らが知りたい情報にすぐにアクセスできるようにHPを整備しておきましょう。

  • 定休日/臨時休業日
  • 営業時間
  • アクセス
  • 商品情報
  • イベント情報
  • 会社情報
  • お問い合わせ方法

特にこれらの情報はユーザーが知りたい情報であり、常に最新の情報に保っておくことが求められます。

⑥パソコンが得意なHP担当社員が辞めてしまった

「パソコンが得意な社員が辞めてしまったから更新できない」

ほとんどの社員がパソコンが苦手、インターネットがよく分からない、という理由でホームページの更新ができていない企業もまだまだあります。

以前は得意な社員がHPを更新してくれていたけど、退社したため放置している。

そのようなケースもよく聞きます。

対策:更新代行や社員教育をお手伝いします

アイシーブでは、ホームページの更新代行や、HP担当者の育成、ツールの使い方指導などを行っています。

1回のみのサポートや期間限定でのサポートが可能です。

サポート内容は各企業様の都合に合わせて決定いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。