サイトを作って、集客も成功したのに、訪問客の反応が薄い。
こんなお悩みを抱えているサイト運営者の方も多いのではないでしょうか。そんなときに一度見直してみたいのが、自分のサイトが「誰のために作られているか」ということ。
訪問客の反応が薄い、ということは、彼らの心に響く情報が提供されていないと考えられます。
自己主張が強いだけのサイトになっていませんか?
決して手を抜いているわけではなく、毎日日記を書いたり、商品紹介ページをしっかり作っても、お客様が反応してくれない。サイトを運営していればこういうことはよくあることです。
ただ、注意しなければいけないことは、一生懸命情報を発信していても、ひとりよがりな内容だったら、読んでいる人の心は動かせない、ということ。
「今日はいい天気だったので、ドライブに行きました」
初めて訪問したサイトでこのような日記を読まされたら、あなたはどう思いますか?ドライブ好きで趣味が合うなーと好印象をいだいてくれる人はどれだけいるでしょうか。
これは極端な例ですが、
「新商品が発売しました」
「○○イベントをやっています」
といった、ただ「あるがままの情報」を発信しているのでは、サイトを訪れた人の興味をひくことはできません。
それはなぜでしょうか?
「あなたのためのサイト」ではなく「お客様のためのサイト」を作ろう
検索などでホームページを見つけて訪問してくる人というのは「自分の役に立つ」何らかの情報を求めています。つまり「自分の役に立たない情報」はいらないのです。
そして自分の役に立つ情報がなさそうであれば「そのサイトからは立ち去り」ます。ですから、サイトで情報発信をするのであれば、「訪問者にとって役に立つ情報」であることをわかりやすく伝える必要があります。
どうしても自分の伝えたいことばかりをアピールしてしまいがち。
もちろんそれをアピールすることは重要ですが、ストレートにアピールするのではなく、「読んでくれる人にとって」この情報はどのように役に立つのかという視点から、記事を書いてみましょう。
情報は「発信と受信」が揃ってこそ成り立つ
情報というのは「発信」するだけでは意味がありませんよね。誰かに「受信」してもらわないといけないのです。
どんな人に受信してもらいたいのか。
どうしたら受信してもらえるのか。
例えば友だちとキャッチボールをする時、どんなことを考えるでしょうか。
背が低いから、ちょっと低めに投げてあげよう、とか。
左利きだから、右手側にボールを投げたほうがいいかな、とか。
速くて強い球を投げたほうが、腕前を見せつけられるから喜んでくれるかな、とか。
逆に、ただ投げたいように、自分のテンポだけでボールを投げてくる相手とキャッチボールをしたいですか?
サイト運営とは、ただ作って一方的に情報を発信することではありません。サイトを訪れてくれる人とのキャッチボールだと思ってみてください。相手にとってどんなボールを投げたら喜んでくれるのか。これを意識してみると、あなたのサイトは一段階レベルがあがるかもしれません。